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● 昭和43年卒同期会 ● 平成21年10月10日、11日 寄ってみん会還暦記念同期会

 昭和43年卒「寄ってみん会」の「還暦 両まいり」ツアーを10月10日、11日の秋晴れの日 約70名の同期生が全国各地より集まり、感謝と感激の旅を繰り広げた。

 まず 岡山駅に集合。「久し振りじゃのー」「どねんしとんでえ」と懐かしい顔、声で再会。その後バスにて卒業して41年目の母校 朝日高校を訪ねる。柔道場も当時のままで残っており一同感激。道場の横の大きな銀杏の木も健在しており、色々の想い出がフラッシュバックして若き日の高校時代を懐かしむ。


会場へ行く前に朝日高校へ立ち寄る(卒業以来初めての人も大勢います)

 そして 倉敷 児島の由加山へ。
 江戸時代から盛んであったと云う両まいり------その昔 庶民の夢はお伊勢さん、こんぴらさんにお参りするのがあこがれの時代であり、諸国から多くの旅人がこんぴらさんに向かった。途中 備前の地 児  島のゆがさんに参拝、そして讃岐のこんぴらさんをお参りした。沢山の御利益を頂きたいと云う欲張り得々ツアーが風習化したと聞く。我々もこの風習にあやかり、今回の同期会のコンセプトにして企画したものだ。

 「寄ってみん会」のメンバーも還暦を迎え、各自の身の回りの環境も変わりはじめており、まさしく人生の節目のターニングポイントの頃である。
 とにもかくにも還暦を迎えられたと云う感謝の念と、厄除け 諸願成就を祈って参拝。由加山 蓮台寺の総本山にてご祈祷していただく。大太鼓の大きな音に鼓舞され心洗われ、そして力強い勇気を与えられたような気分を味わった。霊験豊かなお札を頂き、ゆがさんのそばの温泉ホテルに投宿した。

 夕刻より懇親会の宴となり、高校時代の運動会、修学旅行の記録をDVDで鑑賞しつつ杯を重ねた。映像の中にある青春の姿に感嘆した。スクリーンに写し出された凛々しい紅顔の少年達、清楚で可憐な乙女達の姿、姿があつた。夢にもつれて、悩み多く、屈折していた蒼き季節を過ごしていたにもかかわらず、それらの映像は何とキラキラと輝いていたのか! まぶしい姿に皆、再々の歓喜と感激に酔いしれ秋の夜の更けるのも忘れて何度も何度も乾杯を繰り返した。

 翌日 約半数は両まいりの先のこんぴらさんにお参り。近年、病気、手術、治療と身体の老いを感じているメンバーもこんぴらさんの長い階段を征服でき、健康への感謝と自信を頂く事が出来た。
 昼食は屋島の裾野で美しい庭園を眺めながら美味しい讃岐うどんを食し、その後屋島の展望台へ廻った。晴れ渡った美しく穏やかな瀬戸の海を観て楽しみ、さわやかな風を全身に浴びた。そしてフェリーにて帰路につき、船旅を楽しみながら黄昏の岡山駅にて、またの無事な再会を約して旅を締めくくった。

 朝日高校時代の同じDNAを再認識し、感謝と感激の思い出が獲得できた同期会であった。                

 岡本典男

 

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