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国内で活躍する同窓生(敬称略)
蓮井(松岡)道子 (昭和 43年卒)    京都府京都市在住

京都の神社に住んで

2010年7月関西地区の同期会にて 前列 右から2人目が筆者

 今から15年前、朝日高校卒業以来初めての同期会が幹事の方々のご尽力で開催されました。その時 「希望者は母校を訪問」があり、私も27年ぶりに校門をくぐり、当時を懐かしく思い出しました。

 広い校庭・運動会・仮装行列・やぐら造り…。高校時代、特に取柄もなく、目立たなかった私がこうして寄稿していることに自分自身一番驚いています。

 卒業後、地元の女子大に進学、その後信託銀行勤務を経て、縁あって京都の神社「わら天神宮」に嫁いで35年になります。

 平凡なサラリーマン家庭に育った私が全くの別世界…若い頃には考えもしなかった人生の展開にビックリしています。

 結婚した相手がたまたま神社の神職でしたので、その仕事を手伝ううち自然の成り行きで「神社本庁」の講習を受講しました。(50才目前の事)

 神社実務・研修を受けて神職の免許を取得しました 一年間を通して種々様々な祭礼・行事があり、氏子の皆さん・総代・崇敬者等回りの人々との付き合いをこなしていくうちに年月が経ってしまいました。
 

 少し、神社の紹介をいたします。

本社 敷地(しきち)神社(わら天神宮)
 敷地神社(わら天神宮)の起源は、太古山背国葛野郡衣笠村に降臨された北山の神です。六国史を菅原道真が分類編纂した「類聚国史(るいじゅうこくし)」によれば、天長5(西暦828)年に都に大雨、地震があったおり、時の淳和(じゅんな)天皇が勅使を遣わして北山の神に幣(みてぐら)を奉ったとみられることから、その創建は平安建都以前と推測されます。

 応永4(1397)年、足利三代将軍義満による北山第(後の鹿苑寺(金閣寺))の造営にあたり参拝に不便になったことから、両者を合祀して現在地に遷座、社号を菅生石部神の通称である敷地神社とし、爾来600年になります。当社は単に「天神宮」とも称していました。また、古来より稲わらで編んだ籠でもって神饌を捧げており、やがて抜け落ちたわらを、安産を願う妊婦さんが持ち帰るようになりました。後にそのわらを切り取り、安産のお守りとして妊婦さんに授与するようになったのです。

 そのわらのお守りの珍しさから「わら天神宮」という名称が広まり定着しました。

本社 敷地(しきち)神社(わら天神宮) 摂社 六勝(ろくしょう)神社 末社 綾杉明神(あやすぎみょうじん)

摂社 六勝(ろくしょう)神社
 六勝神社は、伊勢・石清水・賀茂・松尾・稲荷・春日の六柱神(二十二社の上七社のうち平野以外)をお祀りした神社で、平安建都の際、平野神社の地主して勧請され、当初は六所神社・六請明神社等と称されていました。貞観元(859)年に初めて祭祀を行い、その後西園寺家の鎮守として祀られてきました。古くから、必勝・成功・開運および商売繁盛の守護神として崇敬を集め、明治(1873)6年に敷地神社境内に遷座される際、社号を「必勝」の意に因って六勝神社と改めました。

末社 綾杉明神(あやすぎみょうじん)
 樹齢千数百年に及ぶ神木綾杉の霊を祀るもので、綾杉の綾とは、黒いという意味とも、木目のこととも、葉に綾があるからだとも言われています。三十六歌仙のひとり、清原元輔(清少納言の父)の和歌が拾遺和歌集に撰録されており、平安時代当時すでに有名であったことが分かります。

 応仁の乱の兵火から免れましたが、明治29(1896)年8月の暴風により倒壊し、わずかに地上2メートルほどの幹を残すのみとなりました。しかしながら、昔から神木として崇敬する者が多いため、残った幹に素屋根をかけ、「綾杉明神」として祀るようになりました。
その他、末社に、八幡神社、大山祇神社があります。

大きな行事
 春季祭には、御弓祭・行列(男性・女性・子供の各神輿)があり、多数の氏子さんが参加し、賑やかな一日となります。秋季祭には、茂山千五郎社中による奉納狂言が神楽殿で演じられます。年間を通して、安産祈願の参拝者がいらっしゃいます。
 

2007年12月関西地区の同期会(前列左端筆者)

◎昭和43年卒還暦記念同期会(2009年10月)
 残念ながら私は欠席でしたが、1泊2日の還暦記念同期会が開催されました。

◎関西在住者同期会
 関西在住の同期の人たちで、年2回ほど梅田界隈にて夕方から2時間ほど集まっています。10人前後の参加です。

 最後になりましたが、「同窓会のホームページに寄稿する」という課題を与えてくださいましたことに感謝。そして、これまでの人生を支えてくれた先輩たち、友人、家族に感謝し、またこれからも歩んでいくつもりです。拙い文章で申し訳ありませんでしたが「こんな卒業生もいる」ということでお許しください。

 近くには金閣寺・北野天満宮等々ありますので、お声をかけてくださいね。

 

   
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